『いただきます。』

ケチャップで「まや」、「ゆい」と書いたオムライスは麻耶の口にあったみたいで喜んで食べてくれた。

「明日は部活が今日より遅くなるよ。だからちょっと待ってて。」

私はバドミントン部に入っていた。

「…うん!」

麻耶がオムライスを頬張りながらうなずいた。

「友達と遊んでてくれたら嬉しいかも。そうしたら、麻耶が帰ってくるまでに帰ってるよ。」

「じゃあ、宿題しとく!」

「うん。」