「抗がん剤の副作用で髪抜けるの嫌だから、思い切って今剃ったんだ。似合わねぇだろ?(笑)」 直人はけらけら笑った。 笑いどころじゃねぇだろ、とあたしは心の中で思う。 「んで?どうしたの?寧々単独で来るなんてさ。」 「ん?ああ、これ。プリントだよ担任に届けてくれってよ。」 「ふぅん...うわ、また数学かよ」 「別に何日までには出せとかは言ってねぇから今度答え教えてやんよ(笑)」 「それじゃあカンニングだろ(笑)」 あたし達はふはっと笑った。