昔からある遊具を見て寧々は「変わんねぇなぁ」と言って、ベンチに座った。 「んで?話って何?」 「あーっと...」 しまった。話題に困った。 一緒にいたくて話があるなんて嘘をつくんじゃなかったと後悔する。 この際告白する?いいやそれじゃあ俺の負けになる。 「おい聞いてんのか?」 俺が考えている時に寧々は立ち上がってズイっと顔を近付けた。