「お、これ良いじゃん」
殴って満足したのか寧々はオレンジ色のポーチに触れる。
オレンジ色のボーダー柄で右下にはアルパカの刺繍がついている。マチ付きで何でも入りそうだ。
「お、可愛いね。奢ろうか?」
「いや、あたしが買う。あたしが使うんだし」
「今はカップルだろ?彼女の欲しいもんは彼氏が奢るもんだぜ?」
「それじゃあ割り勘で」
「割り勘かよ(笑)。ま、お前らしいけどよ。そうだ寧々これ」
俺が寧々に見せたのは、青のボーダー柄でアルパカの刺繍のポーチ。
「あ?あたしは青じゃなくてオレンジが...」
「違うよ、俺の分」
そう言って寧々の持っていたポーチをスッと取ってレジに置いた。
「やっぱり奢るよ」と言って、しばらく口論し合ったが結局割り勘した(笑)

