「ごめんちょっとトイレ」と嘘をついて、寧々を探す。 「お、いた。」 寧々のチャームポイントは腰まである長くてサラサラした黒髪だ。 後ろ姿なら誰よりも輝いているからよくわかりやすい。 「寧々ー」 態とらしく肩を抱き寄せた。さーてどんな反応するのかな? と思いきや寧々はギロリとこちらを睨んでいる。おお、こわいこわい。