そう言って直人はあたしの腕を掴んで、ぐいっと引き寄せた。


またキスするのかと思いあたしはぎゅっと目を瞑った。




「さっきのキス、ストーカーが戻って来たのは嘘だから」




そう耳打ちして腕を掴んでいた手を離した。


直人は「じゃあね♡」と言ってあたしの隣にある直人の家に入った。




「……!?/////」




ストーカーを追っ払う為じゃないなら、え...!?どういうことだ!?


あたしの頭の中はパニックになっていた。