今日は、誕生日会兼ドラゴン授与会をやる。 去年までの誕生日会よりも、派手に行われる私の誕生日会。 「今日という日を待ち望んでいたんだよ、モモラや。」 そう祝いの言葉を呟くと、お父さんは私の小さな体を、一面に広がる空色の天井に高く突き上げた。 その直後、「あいたたた」と腰を痛めてしまったのは、言うまでもないけれど。 お母さんは、目を潤ませながら、誕生日会に来た親戚と思い出を語り合っている。