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「あぁやっと終わった~」
「本当だね!
ってか杏はただ寝てただけでしょ」
うわ~菜津可愛い顔して
そんな痛いとこついちゃダメだよ
顔が台無し!
もう杏奈ママ困っちゃう
「はいはい。もう結構です
ってか次部活だけどどうすんの?」
「空手部だよ!バドは中学の時だけ」
そう聞いて菜津は
ちょっと寂しそうな顔をしたけど
また戻って
‘‘まぁバドしたくなったらおいで!
勝ち越しとか許さないから’’
とか言いながらバドの寮へ行った
バドしに行くって事は
空手部辞めるって事でしょ
いや ないない!!
悪いな菜津!!
あたしゃ何が何でも
空手部を辞めたりはしないよ!
だってあたしは小3の時から
空手やってて
中学になってやっと部活でも
空手が出来ると思ってたのに
空手部があたしの中学には
無かったからバドに入ったの
だから ‘‘ 高校では絶対空手部だ!’’
って決めてたんだもん
スマンの~菜津
いや絶対今の菜津に言ったら
馬鹿にしてんの?!
って切れられそう
くわばら くわばら
そんな事を1人で考えていると
いきなりまた後ろから
「杏奈も空手?!」
と言われた
この声 しかも‘ 杏奈 ’って呼び方……
「もしかして壮も?!」
「おう!
俺 空手 小3の時からやってっから」
「偶然だね あたしも同じ時期からだ」
「マジか?!こりゃ運命だな」
とか嬉しそうにいいながら
私の肩に腕をまわしてくる
おいおいおいーーー/////!
止めんかい/////
恥ずかしい……//////
しかも
周りの女子からの目線が痛い
こういう事は初心なJKにしちゃダメ!!
あたし今絶対茹でタコだよ~
すると壮があたしを
じっと見てきた
えっ……と
なに……か?
すると壮が
お前背ちっせいな(ボソッ)
と言った
・・・・・・はぁ?
「はぁーーー?!
何?!小さいけど何か文句ある?!
ってかあんたから見たら
このクラスの子全員
小さく見えんじゃないの!」
だって壮は180cm以上多分ある
それに比べ
あたしは155cm
確かに小さいよ!!
けど……学校平均だもん!!
人が気にしてる事言いやがって(ボソッ)
「ごめん!気にしてたんだ
聞こえちゃったテへ☆」
なんて壮がいてくる
も~こんなやつほんと知らない!!
「先道場行くから!!壮のバカ」
そう言って壮をほって教室を出た
