消えた時間


それからしばらくあたしと壮は

色々話した 中学の時の事とか色々




なんだか初対面とは思えないほど

壮と話すのは楽しいし落ち着く




昔っから一緒にいるみたい





そんな事を思っていると


背中をトントンとされた





ん?


誰かあたしの背中トントンした?




本日2回目なんだけどなぁ




そう思いつつまた後ろを振り返った




するとそこには




ショートで目がパッチりの女の子

しかも透き通るように肌が白い




めっちゃ可愛んだけど!!



ってか誰?




あたしが戸惑っていると

その女の子が口を開いた





「杏?」





へ?

なんで……あたしの名前…?



しかも‘杏’って呼ぶ人1人しか
いないんですでど!!


って事は……





「菜津?!」



「正確~」



「えっ?!髪バッサリ切ったね
しかも可愛くなった」



「そりゃどうも」






この子は近樋菜津

バドの特色で黨譲高校に入学したらしい



あたしは中学の時

入ろうと思ってた部活が無くて

バドに入ってたの





んで 菜津とはその時の

ライバル&親友みたいな感じ



でも知り合いがいて良かった~

心が軽くなったわ



本当に菜津あんたは天使だよ~


そしてその後

菜津と壮とあたしの3人で

先生が来るまで話し続けた