消えた時間


「ねぇねぇ、壮くん!」



すると、突然上から声が聞こえた


あたしと壮が見上げるとそこには春華がいた




「ここ分かんないんだけど〜」




そう言って

あたしと壮の間に割って入るように

数学の教科書をおいた



「あっ……もしかして杏奈も

壮くんに何か聞いてる途中だった??」



目をウルッとさせて

首を45°くらいに傾けた




「ぜッ、全然!!」




いやいや、むしろ話かけてくれて

ありがたいです!!!!!!




あのままだとどう対応したらいいか

分からなかったしね



にしてもめっちゃ可愛いな〜♡♡


タイミングも最高だし♡






「よかった〜。壮君ごめんね?

毎回教えてもらって……

今回もいい??」





このウルッとした目


首の角度……





いくら堅物の壮でもドキッとするだろ



そう思ってニヤニヤしながら壮を見ると





「どこ?(真顔)」







マジか………




壮やばくね………




あのシチュエーション


普通男子なら

焦るなり赤くなるなりしない??



いやいやするよね!