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ドキドキしている胸をおさえて私は新野に話しかけた
「……新野」

「どうした、前原」
少し前を歩いていた新野が振り返る

少し俯いて私は新野に話す
「今日、新野と一緒に帰るのに誘ったのはね、どうしても話したいことがあったから」

「話って?」
優しい声で聞く新野の顔をちらっと見るとなんだか泣きそうになった

でも私はしっかり新野の目を見て伝えた
「あのね、わ…わたし…私……新野のことが好きなんだ」


私と新野の間に沈黙が流れる