「やっぱり変…か?」
爽が悲しそうな顔で聞いてくる

なんで悲しがってるんだろう?
「何が変って?」

「俺のこの性格。見た目と全然違うだろ?さっきも凄く驚いてたし…」

「全然、変じゃないよ。さっき驚いたのは仲良くなったばかりの私に本性を見せてくれるなんて!!って思って驚いただけだよ」

「変だと思わねぇーんだ…」

「思うわけないじゃん!!むしろ安心した!!」

「安心?」
不思議そうに爽が聞いてくる

「うん!!爽に人間らしい一面があって」

「人間らしいって…。俺をなんだと思ってたんだよ」