ネオンが輝く夜の繁華街

少し道を入れば

お城、とでもいえるような豪華な外観の

大人のホテル

「い、いくの?」

分かっているのに聞く。

か弱い子戦法と言ったところだろうか

「こわい?」

「ううん!ゆうくんなら怖くないよ」

「そうか、ならよかった」

などと運転しながら、ほざいている

「後悔するかもよ?」

後悔するのは、そちらだと思うわ

まぁ私が知ったこっちゃぁ無いけど

受付を通り部屋へと入る

今日の相手が風呂に入っている間に

財布の中身を抜いておく

一万円が入っていたから

同情として千円を残して自らの財布の

見つかりにくいポケットに入れる