心配性な君

「はーくん、ただいま。」
「ねぇちゃんお帰り。」
「うん。ただいま。」
「はーくん勉強大丈夫?」
「うん。平気だよ。」
「そっか。わからないことがあったら、っ!聞いてね。はぁはぁはぁ。」
「うん。ねぇちゃん?」
「なぁに?」
「ねぇちゃん、今無理してるよね?」
「無理してないよ。」
「ねぇちゃん!」
「はぁはぁはぁ。はーくんには、ごまかせないね。」
「その通り、さっきから小さな発作がおきてる。」
「っ!無理しちゃダメだよ。薬は、鞄のポケットのなか…っ!はぁはぁはぁ。うっ!」
「ねぇちゃん!!!!」
ドドドドド
「なつみ!どうしたの!?」
「ママ、ねぇちゃんの発作が起きたの。」
「なつみ!大丈夫なの!?」
「うん。はぁはぁはぁ。。はーくんが、薬をとってくれたから。はーくん、ありがと。」
「うん。本当に平気なの?」
「うん。でも、少し部屋で休んでもいいかな?」
「ゆっくり休むのよ。」