らぶわん!

〜晴香side〜



気づけば眠っていて、カーテンから差し込む朝日で目が覚めた。









『…ふぁ。』










もうママいないのかな…。
急ぎってことは昨日出たんだよね。











私は静かにリビングに降りると、誰もいないことを確認して入った。








『おはよう。』


『…ひゃっ、』


『あ、ごめんね。驚かせちゃった?』



『…飯田さん。』


『昨日、夜ご飯食べてなかったでしょ?お腹空いてるんじゃないかと思って。』








そう言ってキッチンに入っていく飯田さん。







『…あと、俺のことは霧月で大丈夫だからね。』


『…霧月、さん。母はもう、出ましたか?』


『…昨日の夜中に出たよ。楠木、いや、晴香ちゃんはお母さんのことが大好きなんだね。』








優しく微笑む霧月さんは、どこか悲しげで。









『おっはよーん!って、あれ?!晴ちんじゃーん。』


『…晴、ちん?』


『そ!昨日俺が考えたの!てか、霧月だけ名前呼びずりーぞ!俺も、皐月って呼んで。』


『…や、龍崎さんは龍崎さん、で。』









私は後ずさりしながらソファに座った。