『ねえ、次に死ぬのは誰にする? だって三連続なんでしょう? 誰が続かなきゃ意味無いと思うのよ』
「これは!?」
「そうだ。あの時のカフェでの会話だ」
千穂が泣き崩れる。
「千穂よ! 千穂が岩城みずほからあんたを奪いたかったのよ!」
百合子は全ての罪を千穂に被せようとして、指を差しながら言った。
「嘘つけ! 橋本翔太をレギュラーにしたかったのは一体誰だ!」
おれの放った一言に、百合子は言葉を詰まらせた。
でも百合子は開き直った。
「いい千穂。松尾有美は自殺よ。良く覚えておきなさい」
百合子が有美の腕を掴んで、柵に押し付けた。
その時、隠れていた先生が飛んで来た。
「先生!?」
千穂が慌てている。
でも一番驚いたのは俺だった。
まさか先生がずっと見守っていてくれたなんて……
(ごめん先生、俺てっきり裏切られたと思ってた)
先生は起点を利かせて、タンクの横で見張っていたのだった。
百合子は俺を睨み付けていた。
「あんたが……」
百合子はそう言うと、俺の腕を掴んだ。
「いわきみずほと初めから出てたのよね。アンタだって良いってことよ!」
百合子は興奮していた。
「辞めてー!」
その時、千穂が叫んだ。
千穂はみずほのコンパクトから現れたであろう邪悪な塊に体を乗っ取られていた。
「そっちはイヤーー!」
声にならない声で必死に叫ぶ千穂。
次第に屋上の一番端に向かっていた。
千穂は踏ん張る。
でも所詮か弱い女の子だった。
千穂は保育園時代から変わらない眼差しを俺に向けていた。
それは何時も傍に居ながら気付かなかった、俺への愛に溢れていた。
俺は本当に千穂に愛されていたんだ。
その時俺は気付いた。
罪は俺にあると言うことに。
「千穂!」
俺は百合子の手を振り切って、千穂の腕を掴もう駆け寄った。
もう少しで届こうとした時に、百合子が俺を追って来た。
強引にでも俺を墜とす気らしい。
顔が般若の面のように引きつっていた。
百合子の両腕が腹部に巻き付く。
それでも俺は千穂を助けようと少しずつ歩み寄った。
でも千穂は俺の差し出した手を拒んだ。
そしてその手を百合子に向けた。
「千穂!?」
百合子が慌てていた。
「磐城君……」
千穂の目に涙が溢れる。
そして……
町田百合子と千穂が屋上から堕ちていった。
「これは!?」
「そうだ。あの時のカフェでの会話だ」
千穂が泣き崩れる。
「千穂よ! 千穂が岩城みずほからあんたを奪いたかったのよ!」
百合子は全ての罪を千穂に被せようとして、指を差しながら言った。
「嘘つけ! 橋本翔太をレギュラーにしたかったのは一体誰だ!」
おれの放った一言に、百合子は言葉を詰まらせた。
でも百合子は開き直った。
「いい千穂。松尾有美は自殺よ。良く覚えておきなさい」
百合子が有美の腕を掴んで、柵に押し付けた。
その時、隠れていた先生が飛んで来た。
「先生!?」
千穂が慌てている。
でも一番驚いたのは俺だった。
まさか先生がずっと見守っていてくれたなんて……
(ごめん先生、俺てっきり裏切られたと思ってた)
先生は起点を利かせて、タンクの横で見張っていたのだった。
百合子は俺を睨み付けていた。
「あんたが……」
百合子はそう言うと、俺の腕を掴んだ。
「いわきみずほと初めから出てたのよね。アンタだって良いってことよ!」
百合子は興奮していた。
「辞めてー!」
その時、千穂が叫んだ。
千穂はみずほのコンパクトから現れたであろう邪悪な塊に体を乗っ取られていた。
「そっちはイヤーー!」
声にならない声で必死に叫ぶ千穂。
次第に屋上の一番端に向かっていた。
千穂は踏ん張る。
でも所詮か弱い女の子だった。
千穂は保育園時代から変わらない眼差しを俺に向けていた。
それは何時も傍に居ながら気付かなかった、俺への愛に溢れていた。
俺は本当に千穂に愛されていたんだ。
その時俺は気付いた。
罪は俺にあると言うことに。
「千穂!」
俺は百合子の手を振り切って、千穂の腕を掴もう駆け寄った。
もう少しで届こうとした時に、百合子が俺を追って来た。
強引にでも俺を墜とす気らしい。
顔が般若の面のように引きつっていた。
百合子の両腕が腹部に巻き付く。
それでも俺は千穂を助けようと少しずつ歩み寄った。
でも千穂は俺の差し出した手を拒んだ。
そしてその手を百合子に向けた。
「千穂!?」
百合子が慌てていた。
「磐城君……」
千穂の目に涙が溢れる。
そして……
町田百合子と千穂が屋上から堕ちていった。


