「大丈夫ですよ先生。そもそもキューピット様を始めた頃はきっと通夜の準備とかで……」
俺は先生の耳元でこっそり囁いた。
「あっ、キューピット様をやったのは松尾有美が帰ってからか?」
でも先生は大きな声を出していた。
「はい。多分その日の放課後です。『今度は誰が死ぬんだろう?』って始めたんです」
俺は苦笑しながら、又内助話を始めた。
「ねえ磐城君。私達怖くて言えなかったのに、良く解ったね」
一人が言った。
「ん? 何の話?」
「ほら、さっき磐城君の言ったキューピット様よ」
「だって、磐城君彼処に居なかった訳だし……」
「あの後、私達話してたのよ。もしかしたら、あのキューピット様が原因じゃないのかって」
「だから怖くては言えなかったの」
「そうよ。だから……例えば誰かに聞いたとか?」
もう一人が言った。
「チゲーよ。でもそうなのかもな」
「何だいそりゃー」
先生も言った。
「実は……みずほに聞いたんだ」
俺がそう言った途端、みんな顔を見合わせた。
「実は俺、霊感が強いんだ」
俺はもう一度、コンパクトをポケットの中で握り締めた。
「俺とみずほの出逢いはデパートのトイレだった」
俺はあの日の記憶は全く無いに等しい。
でもお祖母ちゃんから聞いた話を頼りに切り出した。
トイレの中で怖い思いをしたこと。
それがキッカケでトイレに行けなくなり、オムツを付けたこと。
保育園でみずほに睨まれ、怖い女の子だと思ったこと。
その時、実はみずほを傷付けていたこと。
それがきっかけでみずほに嫌われたこと。
そして、その全てが運命だったことなどを包み隠さず話した。
俺はみずほへの愛をみんなに告白していた。
「其処まで好きだったとはね」
「そうだよね。だから千穂がヤキモチを焼いてたのか」
(えっ!?)
初耳だった。
(まさか……千穂が俺のことを?)
俺は何が何だか解らなくなった。
「あっ、ごめん。磐城君気付いていなかったのね」
「そうかもね。千穂おとなしかったからね」
(千穂がみずほを殺したのか? 俺をみずほから奪うために? でもそうなると……やはりみずほは俺が基で殺されたことになる)
俺は自分の考えが恐ろしくなり、皆が帰ってしまった屋上のドアを見つめていた。
俺は先生の耳元でこっそり囁いた。
「あっ、キューピット様をやったのは松尾有美が帰ってからか?」
でも先生は大きな声を出していた。
「はい。多分その日の放課後です。『今度は誰が死ぬんだろう?』って始めたんです」
俺は苦笑しながら、又内助話を始めた。
「ねえ磐城君。私達怖くて言えなかったのに、良く解ったね」
一人が言った。
「ん? 何の話?」
「ほら、さっき磐城君の言ったキューピット様よ」
「だって、磐城君彼処に居なかった訳だし……」
「あの後、私達話してたのよ。もしかしたら、あのキューピット様が原因じゃないのかって」
「だから怖くては言えなかったの」
「そうよ。だから……例えば誰かに聞いたとか?」
もう一人が言った。
「チゲーよ。でもそうなのかもな」
「何だいそりゃー」
先生も言った。
「実は……みずほに聞いたんだ」
俺がそう言った途端、みんな顔を見合わせた。
「実は俺、霊感が強いんだ」
俺はもう一度、コンパクトをポケットの中で握り締めた。
「俺とみずほの出逢いはデパートのトイレだった」
俺はあの日の記憶は全く無いに等しい。
でもお祖母ちゃんから聞いた話を頼りに切り出した。
トイレの中で怖い思いをしたこと。
それがキッカケでトイレに行けなくなり、オムツを付けたこと。
保育園でみずほに睨まれ、怖い女の子だと思ったこと。
その時、実はみずほを傷付けていたこと。
それがきっかけでみずほに嫌われたこと。
そして、その全てが運命だったことなどを包み隠さず話した。
俺はみずほへの愛をみんなに告白していた。
「其処まで好きだったとはね」
「そうだよね。だから千穂がヤキモチを焼いてたのか」
(えっ!?)
初耳だった。
(まさか……千穂が俺のことを?)
俺は何が何だか解らなくなった。
「あっ、ごめん。磐城君気付いていなかったのね」
「そうかもね。千穂おとなしかったからね」
(千穂がみずほを殺したのか? 俺をみずほから奪うために? でもそうなると……やはりみずほは俺が基で殺されたことになる)
俺は自分の考えが恐ろしくなり、皆が帰ってしまった屋上のドアを見つめていた。


