自分にうそつき

「あの塾、どうだったの? 」
泣き止んで、落ち着いてから帰ると、珍しくお母さんがいた。
「い、いいと思った。 」
ホントは嘘。アイツともう一回会ってちゃんと話したい。
どうやったら、親と自分の殻を破れるのか。
あの塾に行ったら、会える気がしたから。
お母さんが候補に入れた塾だもん。 反対はされないよね。 そう思った。
でも、間違いだった。
「はぁ…。」
お母さん、大きいため息。 なんで?
「唯、あなた今まで何をやってきたの? お母さん前ね、見学行ってきたけど、あんな分かりにくくて、レベルの低いところはないわよ!! 」