自分にうそつき

「将来のためだよ。 オレもちゃんと考えてんだ。サッカー選手なったって勉強はトップレベルじゃなくても出来なきゃいけねーだろ?こないだ生徒手帳届けに行った時聞いたけど、オメー、親が弁護士と裁判官なんだって?」
もう…聞きたくない。イヤだ。
私が今まで歩いてきた道のりを否定されてるみたい。
「私から呼び出しといて悪いけど、もう帰らないといけないから。」
こないだと同じように、一番冷たい声で言い放って帰ろうとする。
「まてよ。最後まで聞け。」
腕を掴まれて引き留められる。
「離して。」
そんな私の言葉を無視して、コイツは続ける。
「親に流されて、ちゃんと将来のこと考えてないのは、オメーの方じゃねぇか?」