優華が花瓶を持ってきてくれた。


俺はマーガレットの花を棚に置く。


「愛ちゃん、最近元気なかったんだ」


「…そうだったのか」


俺に向けてたあの笑顔は…無理をして…。


「でもね、愛ちゃんの顔色だいぶ良くなったんですよ。」


静かに眠っている愛を見ると、とても綺麗だった。


「1人で…何もかも背負わせてしまったな」


「愛ちゃんは優しいから…」