運命を辿って 〜僕らが出会ったのは〜



そんなこと覚えてない…。


「事故現場に見合わせてないのでなんとも言えませんが命に別状はないので、」


「どうして…」


そんなの嘘よ、だって覚えてないもの。

これは夢だわ。きっと、夢。


「愛さん、まず覚えてる範囲でよろしいので話してみてください。」


私は覚えてる事を、素直に話した。