俺は愛の車椅子を病室の外まで押して行った。 駐車場から少し離れた庭にはチューリップの花が咲き誇っていた。 「あぁやっぱり素敵…!」 愛はチューリップに手を伸ばし、匂いを嗅いだ。 「いい香り…まるで荻野さんみたい(笑)」 「え?!(笑)」 「全部全部懐かしく感じる。荻野さんのこの匂いも…」