そこには何もなく、ただ真っ白な空間だけでした。 全てが無機質で、無感動。 虚無感や諦めだけが生きていると感じさせる。 そんな苦痛な日々を過ごしているのは、 愛を知るのが恐いから。 それならまだ痛みを感じながら生きている方が自分らしいと投げやりになっていた。 どれだけ愛を囁かれても、何故? という疑問しかなく、何も知らない癖に何を見て好きだと言えるのか。 彼は荒んだ心で彼女を感じていました。