私はY字路を右に進んだ。一歩、一歩、着実に確実に。足取りを確かめるように、小人の横を通る。小人は左手を下げ、右手だけを残した。彼は何かしらの案内人なのだろう。春の交通安全で交差点中央にいる警官と同じ役目なのかもしれない。考えすぎだろうか、考えすぎなのだろう。雑念が入り込む。夜に考えごとをすると、余計な雑念が入り込み寝れなくなるときがあり、夜明け手前で眠り込んでの目覚ましのアラームほど不快なものはないだろう。