いつ警察が来たのかはわからない。たくさんの腕章を巻いた大人がアオイの部屋に上がりこんだ。ある者は大声で、ある者は事務的に、ある者は感情的に指示を飛ばしていた。
「大丈夫だから」
 女性警察官はいった。慌てていたのだろう。ほぼすっぴんの状態だった。病的であり、寝不足が表情に出ていた。そんな人に、大丈夫、といわれて説得力はないと思ったがアオイは、ただ頷いた。
「殺人だな」
 警察官の一人がいった。
 薬物と絞殺、この二つの単語がアオイの頭の中にこだました。
 結局、未だに犯人は捕まっっていない。