試着室のカーテンはシルエット化していたが、どうにもこうにも胸の膨らみと突起部分が写っていた。下半身が微妙に反応してしまったことをアオイはひた隠す。閉じていた両足をより強く閉める。
 考えるな、考えるな、想像するな、想像するな、と思っても、下半身が膨張しただすから脳内の反応というのは恐ろしい。
「想像はしていないから、早く着替えてくれ」
「想像してたんでしょ。想像してた、と返答したら着替えよう」
 ああ、なんて女というのはめんどくさく儚い生き物なのだろう、「想像してた」とアオイはいった。