「それは私が納得するものなの?あなたが決めた決断に泣き言をいうのは柔な女ぐらいよ。私を一緒にしないで。でも、忘れないで、あなたは私、私はあなた」
「否が応でも忘れないよ。聖書の一節みたいに」
「冗談もいえるようになったんだ」
「人は短時間に成長するんだよ」
「これから、どうするつもり」
「部屋を出て、前に進むよ」
「それがいいとは思うけど、一眠りした方がいいんじゃない」
「起きたら、お休みのキスをしてくれるのかい」
「あなたが起きたら私はいないと思うけど」
「そういうものなのかい?」
「そういうものよ。必要と不必要だったら、必要なものが残るようにできている。不必要なものは消えてしまうでしょ」