シルエットの少女は立ち止まり、僕の顔を覗き込んできた。僕も彼女のペースに合わせなければならなかった。拭えない既視感はなんだろう。
 本当にそう思ってるの?
 いや、認められたい。認知して欲しい。そうだ。僕はそう思っていた。でも、認められるというのは一体どういうことだろう。誰に対して?何を?それはいつ?疑問だけの世界が頭の中で広がり、頭がズキズキと痛んだ。
「褒められるということは認められるということでもある」
 僕はか細い声でいった。