「綺麗だよね。」 「え?」 「この木の名前しってる?」 「えっと…知りません。」 「ゴールデンシャワーって言うんだ。 ほら、金の光が降り注いでるみたいじゃない?」 「あ、ほんとだ…」 君と交わした初めての会話。 それから私は毎日のように、植物園に通うようになった。