その次も、そのまた次も…… そいつは毎週毎週俺のとこにやってきては、甘い菓子をくれた。 ある日のこと。 「………」 俺の前に立つそいつには、あの花の笑顔もなければ、こんにちはもなかった。 「…おい、どうしたんだよ?」 耐えきれなくなった俺がきくと、そいつは今までにない、泣きそうな笑顔を見せた。 「ありがとう。ごめんね。」