LOVELY TONE



「おつかれーーーい!!!」

「おつかれさまでーーす!!」

いつものようにファンの子達と、

翔太たちのバンドメンバーの戯れが始まった。

わたしはなんとなくその雰囲気が苦手で

いつも入らなかった。

人が減って落ち着くと、必ず翔太は

わたしの元へ来てくれるから。

それを、待つ。なんとなく優越感を感じ

ていた。