コンコンと控えめなノックの音を鳴らす。
「どうぞ!」
緊張している彼の声。
私はさっきのこと、そこまで気にしていないのだが…(気にしない方がおかしいのか?)
いちいち品のあるドアノブをひねり、リビングに入る。
「お風呂、ありがとう ゆっくり出来た。」
お礼を言っておく。
「そ、それはよ↑かった。」
声が裏返り、視線をあちこちに向ける彼は客観的に見て変だった。
…そんなにこの服は似合わなかったのだろうか…?
用意したのはそっちなのに、そんな態度を取らなくてもいいじゃないか。
反撃してやる。
私は、彼の隣に腰掛けた。
彼の膝に手を掛け、ぐいっと上半身を近づける。
彼は私よりも背が高いため、彼の目を見るには上を向かねばならない。
「どう?」
どうだ!嫌だろう!気持ち悪いだろう!(違う)
だから、早くこの服を変えるんだ!
…正直この格好、全裸よりも恥ずかしいので(問題発言)、「やっぱり違うの探そうか」という彼の言葉を待っていた、
のだが、
