ピュアに恋して♪




「あ、おーちゃん、おはよう!」



朝、靴箱でおーちゃんに会った。
張り切って声をかける。



「おはよう」



ちゃんと、返してくれた。
嬉しい。

嬉しくてにやけた顔を俯かせる。
おーちゃんはすっと歩いて行こうとする。


「待って、私も一緒に」



慌てておーちゃんの隣に並んだ。
迷惑、かな・・・。



「いっても、いい?」




不安になってそう尋ねた。
おーちゃんはちらりと私を見る。



「うん」



短くそう答えた。
よかった。