ピュアに恋して♪



「誰がそんな事言ったの」

「え?」



誰がって・・・。



「おーちゃんが言ってた・・・けど」




その言葉に、秋人くんは一瞬目を見開く。




「・・・弟なんて、思ってないくせに」




ボソッと呟くと踵を返し歩いて行ってしまった。
呼び止めようとしたけど、そんな雰囲気ではなく私は去っていく秋人くんの背中を見送った。



どういう意味・・・?




なんだかつくづく凹む。
私って、おーちゃんの事なにも知らない。



遠いよ、おーちゃん。