「あ、あの、なんで私の名前・・・」
「・・・秋人?」
その声に、目の前の男の子が振り返る。
つられるように視線を向けるとそこには驚いた表情のおーちゃん。
「おーちゃん」
「どうして、ここに・・・」
おーちゃんは戸惑ったように視線を泳がせるとゆっくり近づく。
秋人、と呼ばれた男の子は机に置いていたカバンを掴み立ち上がった。
「別に。バカの女がどんなか見に来ただけだよ。ま、ものすごくバカってわかった」
「・・・彼女に、」
「じゃあね」
おーちゃんとろくに話もしないであっという間に出て行ってしまう。
最後まで不機嫌そうだった。
「・・・何か、変な事言われたり」
「え、あ、ううん。大丈夫だよ」
心配そうな表情のおーちゃん。
その隣には立川くんもいて、困ったように笑っている。
いったい、どうしたんだろう。


