「・・・ま、文化祭の出し物なんてこんなもんだろうね」
「う・・・、すいません」
どうして謝らなくちゃいけないのぉ。
肩を竦め、そっと席を離れようとする。
「ねぇあんた。白石亜子って知ってる?」
「・・・え」
白石、亜子・・・?
もしかしなくても・・・私?
どうして彼が私の名前を?
「えと・・・」
「知ってるかどうかを聞いてるんだけど。さっさと答えてくんない?」
「あ、はい、知ってます!」
どっちが年上だかわからない。
思わずそう答えた。
「どれ」
彼はぐるっと教室を見渡す。
どうしてこの人が私を探してるのかわからないけど・・・。


