「ふーん、まぁいいや。これで」
「はい。ありがとうございます」
にっこりと笑ってメニュー表を回収するとそそくさと戻る。
「なにあの子」
「わからない。誰かの弟とかかな?」
「頭いいとあんなひねくれるわけ?可愛げないじゃん」
「まぁちゃん、言いすぎだよ」
チラリと様子を伺うと、相変わらず不機嫌そうな表情を浮かべながら教室を見渡している。
誰か探しているのかな・・・。
「ま、亜子よろしく」
「えっ、また私?・・・ううっ」
なんだかおしつけられた感じだけど・・・。
まぁ、私が案内したし。
意を決して少年の元へ。
「お待たせしました」
そっと目の前に置くと、少年の視線が向く。


