本当は、在校生は今日は休み。 私たちは、受付のため登校してきている。 もちろん、入学式に来たいから立候補した。 それは・・・。 「あ、来た!」 「わかりにくいわね」 「同じようなのがイッパイ」 通り過ぎていく新入生たちの中から必死で探す。 そして、すぐに見つかった。 「おーい!秋人ー!」 立川くんが叫ぶ。 「秋人くーん!」 負けずに私も。 思い切り手を振った。