「最近さ、立川くんとまぁちゃん。いい感じだと思わない?」

「え?あ、うん。そうだね」




休み時間、おーちゃんのところに遊びに来た私はこそこそとそんなことを話した。
少し前に、立川くんに相談?ぽい事をされてそのあたりからなんとなく二人の関係が変わってきているような気がする。





「うっとおしい。ついてこないで」

「ちょっと、真央ちゃん!」




まぁちゃんに関しては、相変わらずみたい。
でも、まぁちゃんも前ほど頑なじゃなくなったし、少し進歩なんじゃないかと私は思うのだ。




「・・・隆弘の事は、もうどうでもいいでしょ」

「え?でも、気になるよ。立川くんにも、まぁちゃんにも幸せになってほしいし」




おーちゃんは、読んでいた本から視線を上げて私を見た。
おーちゃんだって、立川くんの事心配してるくせに。