癖のある髪の毛。
前髪から覗く瞳が綺麗。



「おはよう。おーちゃん」

「・・・おはよう」

「とりあえず、ご飯食べにいこっか」



ドキドキしすぎて変じゃないかな。
気づかれないようにしなくちゃ。

落ち着いた、おーちゃんに似合う、大人っぽい女の子でいなくちゃ。



「なに食べたい?」

「・・・なんでもいい」

「じゃあさ、美味しいランチが食べられるカフェが最近できたんだって。そこに行ってみない?」

「うん」



まぁちゃんに聞いて、いろいろ下調べしてきたんだ。
おーちゃんが飽きないように。
つまらなくならないように。



「なんかね、日替わりランチがあって、魚とお肉とおかずが選べるんだって」

「・・・うん」

「おーちゃんはどっちがいい?」

「見て見ないとわからない」

「あ、うん。そうだよね。あははっ」