息荒くそう熱弁するけど、まぁちゃんはあまり興味な下げに「ふぅん」と呟いた。
冷たい・・・。
まぁちゃんは、とてもクールだ。
それこそ、大人で、私なんかとは大違い。

だから、私はまぁちゃんに憧れてる。



私もまぁちゃんみたいに大人になったら、おーちゃんの彼女として堂々としていられるのかな。




「前髪、うっとおしそうだよね」



ボソッと呟いた言葉に、おーちゃんを見る。
おーちゃんは、少し眺めの後ろ髪は癖で少しふんわりとしていて、前髪は目が隠れるか隠れないかくらいで俯くとその表情はすっかり隠れてしまう位。


うっとおしいとはきっと本人は思っていないんだろうけど。



それに、おーちゃんはどんな髪型でもかっこいいのよ。




「薄っぺらいし」




うんうん。
おーちゃんはすらっとしていて、薄い、のかもしれない。
でも、筋肉ムキムキよりずっといい。