「あ、ご、ごめん・・・。言い方きつかった。私、口悪いから、どういえばいいかわかんないけどさ・・・」



まぁちゃんが苦しげに表情を歪め視線を反らす。




「私さ。こんなんだから、中学の時友だちなんていなかったんだ」

「え・・・?」

「思ったことすぐ言っちゃうし。言葉もきついし、怖がられて、嫌煙されてた。人とのうまい関わり方ってよくわかんなくって。なんか、もうどうでもいいかって思っててさ」



淡々と話しはじめた、まぁちゃんの初めて聞く話。
私は驚いて顔をあげまぁちゃんの話を聞き入った。



「高校でも、きっとそうなんだろうなって諦めてたんだ。そしたらさ、亜子に出会って、話しかけてくれてさ。すごく、嬉しかったんだよ」

「まぁちゃん・・・」

「私が、クラスメイトとトラブルになった後も、亜子は変わらずに側にいてくれた。怖がったり、嫌がったりそんなそぶりも見せなくて・・・。私はさ、亜子に救われたんだよ」




私が、まぁちゃんを?
そんなつもりなかった。


だって、私はただまぁちゃんが好きで、大好きで、ずっと友達でいたいなって思って。
だから、側にいられることが嬉しくて、こうして一緒にいられることが幸せで。