でも。 少なくとも、今の現状であの子よりも自分は不幸だろうかと考える。 他人から見てどうかは今関係ない。 自分の中で、彼女よりも優位に立てている。 それだけでよかった。 もし、あのいじめから守れば。 俺はもっと彼女よりも優位に立てるんじゃないか。 “あれよりはましだ” 俺にも、そう思えるんじゃないか。 「おーちゃん・・・?」 「・・・え」 ハッと我に返る。 遠いどこかに戻っていたらしい。 キラキラと真っ直ぐな瞳が居心地が悪くて。