恋人ってなんですか?

「あのさ、緋彩って付き合ってる人とかいる?」

誘翔に目をじっと見つめられながら聞かれる。

もちろんこんな私には付き合ってる人などいなかったので、本当の事を答えた。

「いない…けど。」

男子と話してる。。

緊張で言葉が少なくなる。

…何でこんなことを聞くのだろう?

それが不思議だった。

「俺、緋彩のこと好きでさ、」

え??ええええ、、

「な、な、え…?」

思わず聞き返してしまう。

「だから、好きだって。緋彩のことが。」

あ、、ぁぁぁあ。

「出来れば付き合いたいって思ってる。」

嬉しい。。

だけど付き合うってはじめてで、、。

自分の顔が赤くのが分かる。。

ううう。。

「え、本当に…?」

「本当。俺は本気。」

真剣な表情と目。。

こんなにかっこよかったっけってくらいにかっこいい。

「あー、」

私が何も言えずにいると、誘翔が思い切ったように言う。

「好きです。付き合ってください。」

ええ、っと。

こういう時ってどんなふうに答えれば。。

えっと、あ、あの、

「…もちろん」