咲也side


....


「〜〜ぶ〜すか??〜の...あの!!」

パチッ


目を見開く


ん〜ぼやけてて暗くてよくみえないけど...

女の子が僕の顔覗いてる???


「起きた!!!大丈夫ですか??」

「あ...えっと...」

とりあえず僕は起き上がった

「た、倒れてましたけど...」

ん??

あ、そうだ、ぼ、僕は確か

男の人に見せられて...


おっおえぇ...

「あっあぁ、すっすすみません...助けていただいて
申し訳ないです!!!!!」

「大丈夫ですよ!!それよりあなたこそ大丈夫ですか??」

「あ、はいすみません、!!!なんかもう思い出したくもないので多分...はい、大丈夫です、すみません。」

「そっそうですか??気をつけてください...では!!」

「はい、すみません、ありがとうございました、すみません。」

彼女は去って行った



...


コンビニ弁当盗まれてる...


オエェエェェェ


見てしまった
最悪なもの...

でっでも、僕が悪いか...






次の日



僕は

時間的には遅くもないし暗くもないけど


今日は早めに学校に行った


誰も教室にはいないみたいだ。


コツコツ...


誰か来たかな??


コツコツコツ...

その足音はこの教室を通り過ぎて隣のクラスへ向かったようだ

...あ!!!!!

あれは昨日の!!!!!


僕は走って隣のクラスへ向かった


「すみません、あの!!!」

その彼女はこちらを振り向いた

「昨日、助けてくれた方ですよね!!昨日は、本当に申し訳ありませんでした。」

彼女は、少し考えてから
納得したように

と思ったら少し頬を赤らめて

「いえ!そんな!!私は何もしてないですよ、ご無事で何よりです!」

と、高校生らしからぬ言葉で返してきた。

「お礼に、何かしたいのですが、何を...あっ、何か飲み物おごりますね!!!」

「いやいやいやいや!!!いいですよ!!!」

「いやいやいやいや!!!僕が奢りたいんです、すぐそこにありますし!!」

「いやいやいやいやいやいやいや!!!」

長い、面白い笑笑


「フッじゃあ、僕が決めますね、アップルジュース飲めますか??」

「ののっ飲めます!ありがとうございます...」

「いえいえ」

そうすると、彼女は頬を真っ赤に染めてうつむきながら僕の後をついてきた