「ゆーうーやーくん!」



「はいはい。今行く。」



「早く!」




俺が階段を降りるともう玄関に立っているゆーちゃん。



どれだけ楽しみなんだ、と俺が笑うとゆーちゃんはめちゃくちゃ!と満面の笑みで言った。





「いい天気だねー。」



「だね。けど、平日だから人少ない。」



「ね!創立記念日で良かった!」




俺たちは手が触れるか触れないかくらいの所を歩く。



それはゆーちゃんとは幼なじみだったから。



まだ、友達だったころの事が抜け出せてないのだ。