私、西本なごみはとてもなやんでいた。
私は、クラスのブス男と付き合っているが、クラスの人には知られないようにする、秘密の関係だった。

しかし、それが彼女に見られて、私は、今彼女の召使いのような立場だった。

「うーん・・・あんなこと言われて、引き受けちゃったのは良かったのかなぁ・・・」
「でもなぁ・・・あれをバラされると困るし・・・」
「早苗ちゃんには悪いけど、ごめんね。」

そして、なごみは小倉歩希の引き出しを思い切り開け、中のものをぐちゃぐちゃにした挙句、手頃な鉛筆を盗った。

「これで、良かったのかなぁ・・・」
なごみは少し違和感を覚えていた。