涙色。


「高月!」

学校中を探した結果、教室にいた。

もう、へとへと…。

1人、窓の外を見ていた高月は驚いた顔をした。

でもすぐ嬉しそうににっこりほほえむ。


「ど、どうしたの?」

「高月さ、変な噂流しただろ」


高月の顔は一瞬、強張った。


「…そんなこと、してないよ」

「もう、分かってることだから。嘘…つかないで?」


すげー腹が立ってたけど、俺なりに精一杯優しく言った。


「あ、あの…ごめん。知ってたよ?海斗くんが告ってるのなんて」

「じゃあなんで?なんで西山が言い寄ってるなんて嘘ついた?」


知ってたのかよ。

言っちゃ悪いけど、どこまで性格悪いんだよ…。


「仕方ないでしょ?好きなんだもんっ。嘘ついたのは悪かったけどさ、私のこと見てくれない海斗くんが悪い!好きなのに…。届かないじゃん!私の気持ち!」