そのあと、私は教室に帰り
「美鈴!あのね・・・」
そして私は美鈴に、
さっきのことを話した。
「やったじゃん!おめでとー」
「うん。ありがと、美鈴」
とは言ったものの、
私が告白した訳じゃないんだけど。
[キーンコーンカーンコーン]
授業が終わって、放課後の帰り道。
美鈴とは家の方向が反対。
いつもは一人なんだけど・・・
今日は遊介君が一緒だから、
話し相手がいて楽しい。
「いきなりだけどさ、手、繋ぐ?」
と、右手を差し出す。
「う、うん」
いきなり始まった一夏の恋。
ずっとずっとこのままだといいな。


ーendー