ゔっ…、

声にならない呻き声
お腹を押さえながら、うずくまると
容赦なく罵声を浴びさせられた
そして、うずくまる私の髪の毛を引っ張り上げる

全く訳がわからない
その後もお腹を蹴られ
腕を殴られたり…
和弥の気がすむまで行われた


「澪っ、澪っ」


私が気がつくと、今にも泣きそうな和弥が私の目の前にいた

その顔は、ついさっきまでの
悪魔のような顔つきではなく
いつもの優しい和弥だ


「ごめん、澪。俺、どうかしてた…ごめん、澪…澪…愛してる」


私を抱きしめてくれる和弥
今日はたまたま機嫌が悪かっただけ
きっとそうだ…きっと…

その後は変わらず優しい和弥で
私を労わりながら、優しく私を抱いた

今日の事は忘れよう…そう思った